モルヌピラビルを飲んだ患者から新たなコロナ変異株
モルヌピラビルとは新型コロナウイルスの軽症者向けの飲み薬で商品名を「ラゲブリオ」といいます。効果はイマイチな上に副作用がやたら多く日本での死亡報告は70人以上。しかしこの危険性はいまだに全く報道されず現在進行系で処方され続けています。
そして今回「モルヌピラビルを飲んだら新たなコロナ変異株」というニュース。
簡単にいうと
→コロナを治すモルヌピラビル飲みました
→体内で変異株できちゃった
という壮絶ピエンな話です。これ相当まずくないですか?予測できない事態だったとしても、こんな目にあった患者さんはたまったものではないです。
1人や2人ではなかった!
21人か。いやもっと多い?
しかもこれ、1人や2人の話ではないんです。日本語ニュースで具体的な数字は出てなかったですが、ブルームバーグ英語ニュースの方には具体的な数字がありました。
変異株が出た最大のグループはなんと21人です。「最大のグループは」とあるので、最大ではないグループもあると思われます。そしてそれらのグループでも変異株が出ているのでしょう。しかもまだ分析できてない人もいるようで、もっともっと多い可能性があるのです。
実は予測できたこと
飲み薬で新たな変異株ができてしまうなんて、しかもそれが人体の中で起きるなんてとんでもない話です。ですが、実はラゲブリオの作用機序的には、こういった懸念は前からあったようです。
作用機序というのは「どうやって薬が病気を治すのか」の流れみたいのものです。ラゲブリオは「体内のコロナウイルスにエラーを起こさせる」。エラーが起きるのでウイルスは複製できない、つまり増えることができないので感染が抑制される、という理屈です。
さらに国別でみると、早くからラゲブリオを承認していたアメリカとオーストラリアでわりと多く見られ、導入してないカナダやフランスでの突然変異の頻度は低いこともわかっています。
しかも、この変異株が出た人の何人かはコロナが治らなかったり他の人に感染をさせてもいます。薬を飲んで治すはずが、新しい変異株を作った上に他人にも感染させてしまうなんて、、、絶句ですよね。
本人はもう辛くて辛くてしかたないと思います。こんな非人道的なことがあっていいのでしょうか?
しかし、今回の新変異株は、このエラーを起こさせる作用が裏目に出てしまった、その結果なんだと思います。
日本でもラゲブリオで突然変異が生じている?
日本でラゲブリオが処方され始めたのは2021年の12月末です。出荷制限もあったので本格的に処方され始めたのは昨年2022年からと考えていいでしょう。
そして2022年というと、日本では突然変異株がワサワサと出てきた年でもあるのです。
以下のグラフは厚労省の資料です。2021年までは多くでも3種類、だいたいは1種類が猛威をふるっているのがわかります。ところが2022年の春ごろから常に3種類以上、多いときで5-9種類が出現しています。
もちろん、ゲノムの変容とラゲブリオ処方状況とは時系列を見ただけにすぎません。因果関係は不明、あくまでも可能性の1つです。ですが実際に米英の研究所で、ラゲブリオ投与患者の体から新しい変異株が生まれている、こういう事実が2023年になってわかりました。ということは、2022年にもそういうことが起こっていた可能性は0ではないですよね。
ラゲブリオが一般流通した2022年9月は2週間でおよそ65000人に処方されました(売上と薬価から推定)。1ヶ月で約13万人、9月から今年1月までの5ヶ月だと約65万人に処方されている計算です。こんなに大量に処方された人がいれば、日本でも体内で変異株を産生したケースはあるのではないでしょうか?可能性は0ではないと思います。
2022年はとにかく突然変異が次々に起こっていたことは事実。そしてラゲブリオ投与患者から新変異株が出てきたのも事実。もしこの2つがリンクしているとしたら、本当に恐ろしい事態となります。コロナの軽症患者に気軽に投与していい薬でもないし、ましてや大阪のように宅配便で届けてあとは放置するような、そんな気軽な薬では全くないのです。
いいニュースを1つも聞かないラゲブリオ
私は中村クリニックのnoteでラゲブリオ服用後に亡くなった40代女性の話を知ってから、とても他人事とは思えず、ラゲブリオについて色々調べてきました。ラゲブリオは特例承認するかどうかの議会でさえ、審査員の医師から「これは薬とは言えない」と言われるほど惨憺たる評価だったんです。
しかもこの医師はメーカーと利益相反だったので票には加わってないのですが、利益相反にも関わらずケチョンケチョンにラゲブリオをけなしていた、それほど有効性も安全性も疑問符がつく薬でした。反対した審査員もいたのに、議会進行者が華麗にスルーして特例承認に至っています(詳細はこちら)。
特例承認後の市販直後調査で副作用疑いは増える一方。承認から半年で死亡30名(転帰死亡はもっと)、重篤374名、副作用全数3007件という異常事態です。その後もPMDA副作用疑い報告で転帰死亡は74名となっています。
そして今回の「投与患者からコロナの変異株」と来たらもうこれは薬といえるシロモノではないような気がしています。ところが日本ではいまだに医師がリスクを調べもせず気軽に患者さんに出している有様で。
高齢者施設によっては、患者さんの同意書が必要にも関わらず、施設スタッフが勝手にサインして処方させるという暴挙も・・・これ犯罪じゃないんですか?
数日前、陽性の60代の母に劇薬ラゲブリオが処方されました。
説明なし、同意書なしです。近所のごくごく普通の病院です。
誰にでも起こりうる話です。
危険はすぐ側まで迫っています。危険性を熱弁し、納得してくれたようで、飲ませていません。
医者を盲信する親世代は、私達が守るしかないです。 pic.twitter.com/c2Nac4V4za— うーちゃん🐰コロナ後遺症→回復期 (@tatakauuuchan) August 10, 2022
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すべて公的資料に基づいて記事を書いていますので、数字に関してはデマでも陰謀論でもありません。
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