「素人は黙ってろ」論について

コロナは感染症、ワクチンは医薬品、それぞれに専門家がいるので「素人は黙ってろ」という論調もありますが、「そんなこと言う人こそ黙っててください」ですよ。素人が話題にして何が悪いのでしょうか？専門家が毎日テレビに出ていましたけど、結局は何も解決できなかったじゃないですか？

みんなが巻き込まれたコロナ禍

コロナもワクチンも、国民総勢でまきこまれました。ウイルス感染症とはいえ、コロナ対策による悪影響は明らかに人為的なものであり人災です。１００兆円もつぎ込んでコロナ感染が止まらない、ワクチン副反応は増加の一途、超過死亡も増加の一途。これで黙っていられますか？
※追記　この記事から一年たって、国会でコロナ対策費について追及されています。※

昨日夜7時NHKニュース
コロナ予算102兆円という異常を異常と思わなくなっている異常。 pic.twitter.com/tnI0zkZEJX

— 猪瀬直樹【作家・参議院議員、日本維新の会参議院幹事長】 (@inosenaoki) March 3, 2023

建前としては「新型」のウイルスだから右往左往して国民に不自由を強いた、新型だからという理由だけで、対処法に苦慮して失策続きでも、反省もなければ振り返りもないし謝罪もなければ見直しもしない。これは政治家としてとんでもない暴挙だと思うのです。

壊滅的な打撃を与えたコロナ対策

今回のコロナ対策で、地方の観光地は壊滅的な打撃をくらいました。一部補助金が出てウハウハな店もあるようですが、解雇された従業員は失業しますよね。家族がいたらその家族はどうなりますか？観光地はもちろん、飲食店も、食品卸も農家も酪農家も、大なり小なり日本国民はみんなコロナ対策に巻き込まれました。園児だって学生だって思いっきり学業に悪影響が出ています。

なのに、なぜ、黙っていなくちゃいけないのでしょうか。日本人は変にお利口さんだから「沈黙は金」「耐え忍ぶ美しさ」みたいな美学があるかもしれませんが、為政者からすれば、なんとコントロールしやすいんだとなるだけはないですか？国民は政府がおかしくなったら監視する義務があります。きちんとダメなものはダメだと声をあげて伝える義務があります。

戦時下に黙ることは死ぬことと同義

信じられないことですが、人命をコロナから救うはずのワクチン接種が開始されたあとから死者が世界中で増大し、日本でも増大してます。

日本だけでなく、世界で2021年の死亡者は激増しているぞ！ pic.twitter.com/aanwW1wUsy

— 船瀬俊介の船瀬塾 (@funasejuku) February 15, 2022

こんな時に黙っていていいのでしょうか。カナダから始まったトラックコンボイのように、主張しなければいけないのです。
私たちの大事な生活を奪うな！
私たちの大事な健康を奪うな！
私たちの大事な命を奪うな！
私たちの大事な権利を奪うな！

声を大にして言っていいんです。というか声を大にして言わないといけない、それがまさに今だと思いませんか？

日本人は第二次大戦後、骨抜きにされた

GHQの政策により、日本人は本当に骨抜きにされてきました。大人のほとんどがこの騒動に気づけない。違和感を持てない。ただただ唯々諾々とみんな黙って従うことこそを「是」としている雰囲気があります。

高齢施設にいる私の父は、ギャンブルが好きであまり家庭もかえりみず（苦笑）自営業だったこともあり自由に人生を楽しむタイプでした。いわゆる日本社会では”ちゃんとしてない人”であり”はみ出し者”です。

その父が、施設で「コロナだから外出禁止」になった時の第一声は「こんなの人権侵害だべや」。施設のスタッフさんは面食らって笑って誤魔化してましたが、これは当たり前の発言なんですよね。

なぜこれを言える人が、日本でこんなにも少ないのか。「人権人権」を叫んでた人権団体がまったく騒がないのはなぜなのでしょう。なぜ、権利を侵害されているのに、苦虫つぶしたような顔して黙って従っているのでしょう。なぜ、うちの父でさえおかしいと感じる違和感に、エリートから医療従事者から人権団体から教育者からみんなみんな気づかないのでしょう。気づいている人が声をあげないのでしょう。

結局のところ、日本では人権意識が相当に低く、子どもへの人権教育さえ、まともにできてないのではないでしょうか。羊と言われてもしかたないぐらい、揃いもそろってただただ従う。このしわ寄せは、若い子や子どもなど弱いものにいきます。本来大人が身を挺して守らねばならない若者や子どもが犠牲になっているのです。結果、子どもの自殺数は激増し、コロナ感染で死ななかった子どもがコロナ対策で死んでいるという、本末転倒なことになってしまっています。