5月13日に厚労省から5-11歳の副反応疑いの資料が出たので気になったことをまとめました。(資料の直リンクは記事の最後に貼ってます)
死亡1名、副反応疑いは55名
今回5-11才の副反応疑い報告では死亡が1名、死亡以外の副反応疑いは55名、いずれも因果関係は認められていません。前回2月21日~3月20日までは死亡0、副反応疑い報告は8件だったことを考えると、およそ7倍も報告が増えています。
初潮にしては早すぎる性器出血
10才の女児が2回目接種後、性器出血があったという報告です。初潮の平均年齢は10-15才ですが、この出血が初潮なのかワクチンによるものなのかは専門家でも判断をつけづらいようです。専門家の意見としては
これ、娘さんを持つ親御さんはどう思いますか?今後定期的に出血があれば初潮の可能性もありますが、もしワクチンによる副反応であれば一体どんな機序で性器出血がおきたのか。本人にとっても親御さんにとっても相当ショッキングな副反応だと思うのは私だけでしょうか。大人の女性でも接種後の性器出血は複数報告されているので、この女児だけに特異的に現れた副反応だと断定はできないと思われます。
19種類の副反応が出た7歳男児
報告書には副反応が多数みられる子もいました。
7才の男の子 症状名19
1.無力症
2.腹痛
3.胸痛
4.口腔咽頭痛
5.咽頭紅斑
6.咽頭腫脹
7.心筋炎
8.心膜炎
9.心筋症
10.咳嗽
11.心拡大
12.心電図異常
13.トロポニン増加
14.食欲減退
15.下痢・軟便
16.悪心・嘔吐
17.血中クレアチンホスホキナーゼ増加
18.倦怠感
19.発熱
7歳の健康な男の子がワクチンを接種したら19もの症状に見舞われるというのは、本来はあってはならないことです。大人でもこんな状況になったら耐え難いものがありますよね。7歳の子が心筋炎や心膜炎に加えて、手足に力が入らない無力症、喉がはれる、食欲がなくて下痢が出て嘔吐する、だるくて熱もある。こんなに辛い思いをしているのに「コロナワクチンとの因果関係は不明」にされているのです。
死亡女児 接種前の採決では異常所見なし
今回残念ながら接種後に亡くなった子は11歳の女児で重症心身障害児です。8年前から重症心身障害者病棟に長期入所、4月28日に2回目接種し、翌29日に異変、翌30日に亡くなりました。亡くなったのが3連休中のため休日対応となり可能な検査項目も少なく、心エコーもできる体制ではなかったと報告されています。
5-11歳のワクチンは特に基礎疾患がある子どもに推奨されていますが、長期入院していて接種前の採決でも異常所見なしだった子が、接種した翌日に頻脈などの異変がおき、翌々日の夕方に呼吸不全となりその夜に亡くなっているのです。いくら重症心身障害で入院中だからといって、この接種後の異変にワクチンが関わってないと言い切ることはむずかしいと私は思います。
特に気になったのは病院の対応です。なぜ2回目の接種日を3連休の前日にしたのか。
1回目を4月7日にしたら2回目は必然的に4月28日になることはわかっていたはずです。なぜ、接種後になにか起きても大丈夫なように月曜や火曜になるようにしなかったのか。休日対応でなければ、検査以外でも容態急変に対してなにかできることはあったのではないのか。親御さんの気持ちを考えると、本当にいたたまれないことだと思います。
※死亡女児の報告資料の一部はこちらにもくわしいものをのせました↓
回復すればもう大丈夫だといえるのか
ワクチン接種後に亡くなった方は残念ながら生き返ることがありません。本当に取り返しがつかないのです。死亡しなかったとしても、例えば心筋炎や心膜炎は軽症であっても深刻です。下記は循環器の専門医の先生のブログより抜粋したものです。
※参考サイト:https://www.ishamachi.com/?p=16565#article-anchor-4
上記は一般的な小児の心筋炎についての記事ですが、75%が生存ということは25%は死亡、60%に後遺症が残らないということは40%には後遺症が残るということです。さらに「不整脈が残ることがある」ため長期にわたる経過観察が必要ともあります。
今回のコロナワクチンについては中長期の安全性はわかっていません。心筋炎・心膜炎が回復したからといってそれで終わりではないかもしれないのです。後遺症がどのような形で残るのかもわかりません。心筋炎になって後遺症が残ったり不整脈の心配をしながら成長していく我が子を想像してみてください。はたして子供にそこまでのリスクを負わせてまで打つほどのワクチンなのでしょうか。
5-11歳はそもそもコロナに感染しても重症化しません。オミクロン株でさらに弱毒化しPCR検査で陽性になっても発熱もせず元気な子どももいます。発熱しても入院するほど重症になることもなく、通常の風邪治療で回復しています。ワクチンを我が子に接種することがコロナにかかるリスクよりもメリットがあるといえるのか、保護者の方はよくよくお考えいただきたいと思います。
参考図書
副反応疑いの資料のダウンロート先一覧
以上、気になった点についてまとめました。資料のダウンロート先一覧は以下にまとめてます。ワクチン情報は厚労省のものが公的資料であり一次資料です。テレビ新聞などは一部を切り取り大げさに煽ったり勝手な解釈を付け加えて曲解したりなど煽り報道が目に余る場面もあるので、必ずコロナに関してもワクチンに関しても一次情報をご自身の目で確認することをオススメいたします。
●厚労省が副反応について会議する際に使う資料一覧をダウンロードできるページは
5月13日の分がこちら
4月13日の分がこちら
※今回解説した資料の直URL(5月13日に公表された分)
●死亡例についての厚労省資料はこちら
●副反応疑いの報告
・医療機関からの報告資料(23例)はこちら
・製造販売業者(ファイザー)からの報告資料(32例)の概要はこちら
※32例の詳細情報についての資料はこちら(概要の症例の1つ1つについて詳細に記されています)
●2022年2月21日~3月20日の副反応疑い報告資料
・医療機関からの報告件数(6件)
・製薬会社ファイザーからの報告件数が2件
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