サル痘の登場でウヤムヤになること
コロナに国民が飽きてきたら突如「サル痘」が騒がれはじめましたね。これで選挙前後まではコロナワクチン被害や消えた16兆円の話題をそらし、着々と進む食糧危機もスルーされそうです。
ですが海外ニュースだと
・戦争による肥料高騰
・食糧倉庫や肥料倉庫の火事
・鉄道に輸送量の規制を行う
など、食糧生産に関わるルートがあちこちで被害を受けています。輸送に関しては排ガス対策が名目だそうですが、肥料が輸送できない、トラクターを使うなとなればそもそも農業を始められないわけで。さらに
・北米は春の寒波
・インドは熱波
・中国は世界中から食糧を買い漁る
など、食糧危機に関するニュースが次々に報じられています。
せっかくコロナワクチンから逃れても、サル痘が出現して新たなワクチン接種の可能性も考えると、ワクチン接種を条件に食糧の配給といったこともやりかねないので、やはりある程度の備蓄は必要と思います。常温保存ができて、継続して食べても身体に良い食材についてはこちらの記事に書きました。今回の記事では、これらの基本備蓄に”彩り”を与えてくれる缶詰備蓄についてお伝えします。
缶詰を備蓄するメリット
このブログをお読みになる方は、かなり健康意識が高いと思います。なので「うわぁ、缶詰食べるなんて絶対ムリ」と思う方はこの先は読まないでください。私は調味料とかお茶とか穀物は気にしつつも、缶詰もツナやコーンは時々食べます。さすがに毎日だと飽きそうですが、食糧危機で殺伐とした食事になった場合のアクセントや楽しみになるなら、缶詰備蓄もアリだと思っていて、以下に缶詰のメリットをお伝えします。
賞味期限が長い
缶詰の賞味期限は、水産缶詰は製造日から3年、果実缶詰で2~3年、野菜缶詰2~3年、畜産缶詰は3年だといわれています。 また、中身によって異なりますが、一般的な賞味期限を3年に設定しているそうです。一般家庭で肉や魚を常温保存しようと思ったら燻製ぐらいしか思い浮かばないのですが、缶詰は手っ取り早く常温で長持ちする備蓄になるという便利さがあります。
近所のスーパーに打ってたサバの味噌煮缶は賞味期限が2025年1月12日。148円でした。
肉・魚・野菜・果物・山菜・豆類などバラエティ豊か
災害時は2週間ほどを凌げば、ライフラインが回復するという「ゴール」があります。過去の大震災や水害をみても、めやすはそれぐらいなので、災害時の備蓄目的は「食べられればそれでいい」「死なない程度に空腹をしのげればいい」という感覚があります。
ところが食糧危機というのはゴールがわからない。畑がダメになったら来年復活するのかも不明、物流がズタズタにされたら作物があっても届かない、農業酪農に従事できないような規制があるかもしれません。コロナが3年目で終わりを迎えようとしているので、食糧危機も2-3年のスパンと考えると、長きにわたり「なんとか凌げばそれでいい」というラインナップ、例えば玄米と梅干しと海苔とかだけだと、正直しんどいと思うんですよね。確かに身体にいいし、常温保存ができて日本人の体質にもあってますが、これで満足できる人や耐えられる人は少ないと思います。
ですから、缶詰に多少の添加物が入っていたとしても、食べて美味しい、食べて嬉しい、食べて楽しい、という感覚は日々の生活に大事だと思います。食糧危機が起きてて社会全体が陰鬱な状況なら、なおさらです。特に缶詰はそのまま食べられるし、調理にも使える万能食材としては優秀です。※今は無添加の缶詰もわりと増えてます。
お金がわりになる
インフレがこのまま続けば、お金の価値はどんどん下がります。3000円でお米が10キロ買えたのに、3万円出さないと買えなくなるかもしれません。お米に限らず、食品全般、日用品もすべてにおいて値上がりすれば、今あるお金の価値は下がる一方です。現在ロシアと中国が金融体制も大きく変えつつあるので、もしかしたら貨幣という概念すらぶっ飛ぶかもしれません。
もしお金に意味がなくなれば、混乱期の庶民の取りうる手段は「物々交換」ということもありうる話で、例えば、缶詰5個とヘアカットを交換するとか、米5キロでマッサージ1時間など、サービスと食品交換というのもあるかもしれません。そういう時には缶詰をはじめ、食べ物や調味料や米が頼もしい存在になってくれます。
缶詰を選ぶポイント
では次に備蓄目的で缶詰を選ぶ時のポイントです。
賞味期限が2-3年以上
実は缶詰といっても、賞味期限が1年以下の短めなものもあります。もともとが短い場合と、店頭に並べてから時間が経過して期限が短くなっている場合があるので、お店で買う場合は必ず賞味期限を確認してください。缶詰は賞味期限が過ぎても食べられるようですが、せっかく食べるなら美味しいままで食べたいですよね。ネットだと賞味期限3年以上など明記してくれてるお店で選ぶと安心です。(ランキング上位のショップは期限明記しているところが多め)
好きな食べ物を選ぶ
バリバリの備蓄食品の中には「火を使わなくても食べられるご飯」などありますが、中長期にわたる食糧危機だとおそらく調理時間はあると思います。ハイテクな備蓄食品よりは、気分が晴れやかになるようなものや飽きた時のカンフル剤的に自分や家族が好きなものを中心に選んでいいと思います。
値段が高すぎない
5年も10年も持つようなガチガチの備蓄向け食品はラインナップが少なめでしかも高い。缶詰1個500円とかします。お金が潤沢にあればいいですが、ここまで高いのを買わずとも、3年以上の賞味期限があって、通常の価格帯のものを多めに揃えた方が中長期の食糧危機向きです。
以上が、私の考える缶詰備蓄のメリットと、選ぶ際のポイントです。これが正解というわけでは全然ないので、缶詰がないからといって食糧難を乗り越えられないわけではありません。ただ、家族がいたり、子どもや高齢者がいると、食事の好みってそれぞれ違いますよね。いちいち本人の好みを聞いてそろえるのは難しいですが、缶詰があることで彩りある食事やおやつでワイワイ楽しみやすいので、備蓄アイテムとして記載しました。参考になることがあれば幸いです。
食糧危機や備蓄に関する記事 一覧
●常温保存できて身体にも良い備蓄リスト
●生き残り戦略
●ワクチンを打たないと食糧がもらえない時代
●玉ねぎ高騰の理由と安く買う方法
●日本版食糧危機の始まりか
●竹中平蔵氏も食糧危機を言い出した
●お金の代わりになる?今すぐできる”お手軽”備蓄
●備蓄に最適!健康に不可欠な「天然の塩」
●万能すぎる奇跡の食品「麹(こうじ)」