コロナ薬の害

【警告】モルヌピラビル転帰死亡、さらに増えていた

PMDAが機能不全

モルヌピラビル(商品名ラゲブリオ)とはコロナ軽症者向けの薬です。もう一度いいます。「軽症者向け」のコロナ治療薬なのです。つまり家で寝てれば治る程度の、入院が必要のないコロナ感染者に処方される薬なのです。

ところが、このモルヌピラビル服用後の副作用が多発。2022年の5月に厚労省審議会で取り上げられ非常に問題視されていましたが、その後も重篤な副作用は増え続けていると思われます。しかし副作用を周知する機関であるPMDAがほとんど機能していないのです。

8月26日の記事「モルヌピラビル死者は30人どころではない」では、今年の6月までににモルヌピラビルの製薬会社MSDが市販直後調査として発表した449例の重篤者のうち、260例がPMDAに掲載されたとお伝えしました。およそ6割しか報告されていないと。

 

モルヌピラビルは特例承認薬であり、治験段階においても副作用が多発し、特に日本人では副作用発現率が高いことが危惧されています。よって承認の審議会においても、「処方して終わりという薬ではない、何がおこるかわからないのできちんと経過観察できる体制が必要だ」と警告されていたのです。

 

 

半年たっても副作用の全てが公表されない闇

ところがあれから4ヶ月たって12月になってもPMDAが公開している重篤者数は449例のうち358例と全体の8割にとどまっています。6月に製薬会社からあがっているデータですが、この半年、PMDAはなにをやっていたのでしょうか。そしてなぜ遅々として進まないPMDAの仕事ぶりを誰も追及しないのでしょうか。議員は何をやっているのでしょう。

モルヌピラビルは9月16日から一般流通したこともありさらに処方数が増えました。にも関わらず、いまだに市販直後調査の全結果ですら、庶民は知るすべがないのです。国民の命に関わる公的機関でありながら、これはさすがに怠慢ではないでしょうか。

重篤358人中、転帰死亡が74人の恐怖

くどいようですが、モルヌピラビルはコロナの軽症者に処方される薬。言うなればカロナール的な、そういう位置づけといってもいいでしょう。ところが2022年の4月の段階で薬害オンブズパースン会議で問題視されたように特例承認後85日間で9名亡くなっていることを指摘されているのです。

しかしその後も延々処方され続け、重篤者が止まらない、それがモルヌピラビルの恐ろしいところです。8月の時点では重篤者449例のうちPMDAで公表された260例中、転帰死亡は54人、およそ2割が死亡。(因果関係の評価はBとCがほとんど)

そして重篤者98例がさらに追加され358例となりそのうちの転帰死亡が74名となったのです。割合としてはやはり2割が死亡しています。

●転帰死亡74人は多いのか少ないのか

モルヌピラビルの転帰死亡74人は多いのか少ないのかを処方全数や他のコロナ治療薬と比べてみましょう。

他のコロナ治療薬と比べて

●モルヌピラビル(2021年12月24日)→PMDA重篤報告358件、転帰死亡74人  (全重篤者の21%)

●ロナプリーブ(2021年7月19日特例承認)→重篤報告117件、転帰死亡1人(全重篤者の0.85%)

●パキロビッド(2022年2月10日特例承認)→重篤報告67件、転帰死亡5人(全重篤者の7.5%)

このように特例承認された他のコロナ治療薬と比べても重篤者数が圧倒的に多く転帰死亡の率も格段に高いことがわかります。

 



 

カロナールやイベルメクチンと比べて

では次に、コロナ治療で処方されるカロナール、イベルメクチンと比べてみましょう。カロナールは夏の第7波で不足気味だったことから、処方数は恐らくモルヌピラビルの比じゃないほど多いと思われます。しかし、驚くことに、カロナールやイベルメクチンの重篤者のほとんどはモルヌピラビルやレムでシビルなどコロナの特例承認薬が併用されていたのです。

ポイント

●カロナールのCOVID19で処方されたPMDA重篤報告数16例→転帰死亡4人(すべてモルヌピラビル併用)

●イベルメクチンのCOVID19で処方されたPMDA重篤報告数6例→転帰死亡6人(うち5例はモルヌピラビルやレムデシビル併用)

つまり、コロナ感染者にカロナールやイベルメクチンを処方して結果的に亡くなった人のうち、1人を除いて全員がモルヌピラビルやレムでシビルの特例承認薬を併用されていたのです。これ、本来ならモルヌピラビルやレムデシビルで報告すべき案件なのではないでしょうか。

モルヌピラビルを健康な人に飲ませる狂気

モルヌピラビルはあくまでもコロナ軽症患者向けですが、本来は処方の大前提として「重症化リスク因子を有する等、本剤の投与が必要と考えられる患者に投与すること」とされています。ところが、茅ヶ崎の訪問減薬医さんのツイートにもあるように、
無症状の陽性でもモルヌピラビルを処方する病院があるのだとか・・・

無症状の陽性といえば、元気ハツラツでリスク因子など一つもない人もいるわけです。ところが、そんな健康人にもモルヌピラビルを飲ませようとする病院がある。

いいですか?モルヌピラビルは特例承認の薬です。安全性も有効性もきちんとわかってない上に処方されて半年で449例の重篤患者を出し、少なくとも74名の死亡が確認されている薬です(因果関係は不明)。

コロナワクチンほど警戒されてないモルヌピラビル

ところがこのモルヌピラビル、コロナワクチン被害があまりに酷すぎてモルヌピラビルの被害が影に隠れてしまっているのが実態です。コロナワクチンのように2-3週間ごとに副作用が報告されることもなく、PMDAは公表を延ばしに延ばしています。タイミング的に今はコロナワクチンの被害がどんどん明るみになっていっていて、モルヌピラビルは話題にもならないのです。

「同意書を書かされる」そういう薬です

今私たちは「発熱者はインフルかコロナにしか分類されない」という狂気じみた世界にいます。例えばあなたが膀胱炎で発熱してても、コロナ陽性になればモルヌピラビルが処方されるかもしれないのです。

特例承認薬なので、処方の際には同意書の提示があります。(同意書なく処方してる病院もあるそうなので気をつけてください。)同意書はおそらく2枚、本人用と病人の控え用。

同意する前に、今一度、モルヌピラビルの重篤者の数々、転帰死亡の数々を思い出してみてください。他の特例承認されたコロナ治療薬と比べても圧倒的に副作用が多く、カロナールやイベルメクチンと比べたら、尋常ではない副作用を叩き出してることは間違いありません。

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