まさかの厚労省がデータ改ざん
5月11日に厚労省がしれっと訂正したと言われている、ワクチンデータ改ざん。何を改ざんしたのかというと、接種歴が不明な人を未接種に含めていたのです。しかもそんな大それた統計詐欺なのに「意図的でない」と、それはさすがに通用しませんよね。
温厚な森田先生が大激怒
医師の森田先生もかなり激怒してデータ改ざんと訂正の経緯をまとめてくれています。その記事からグラフを引用させていただきますと、やたらと多い未接種者の青い棒が、修正後はシュシュシュシューンと縮まり、感染のしやすさはワクチン2回接種者の方になってしまいました。
ですが、これでも実はまだ修正箇所が足りません。
コロナワクチンは2回接種者と3回接種者でわけることは統計上ムリがあります。なぜかというと3回接種者も2回接種しているからです。
つまりは下記のように2回接種者と3回接種者は足してから未接種と比較してこそ意味があるのです。
しつこいですけど、変更後のグラフもおかしい。
全ての3回接種者は2回接種者ですから、少なくともこうのはず。期間を加味して計算すればダントツ3回接種者の感染が多くなります。実際、4月以降感染してるのはほぼ3回接種者というのが現場の感覚です。 https://t.co/9MrZ3slCdJ pic.twitter.com/JfTXKa2eZD— jinpeiishii (@jinpeiishii) May 30, 2022
半年前に予見していた「葵」さん
この5月データの修正を待たずして、すでに疑問視している人はいました。有志医師の会メンバー「葵」さんが半年前にデータに不備がありそうなことを不安視していました。(超過死亡についても非常に冷静なコメントをしています)
これは完全なる私の勘なのですが、感染者におけるワクチン接種/非接種に関しては、VRSやHER-SISのデータ不備や入力の遅れから、不明ケースが全て未接種として扱われているような気がするのです。
従ってこれらのデータを用いて解析するのは時期尚早。https://t.co/tO1kK5MS73— 葵 (@Holly37914026) November 17, 2021
宮川絢子先生はスウェーデンのデータで言及していた
スウェーデン医師の宮川先生は4月23日に、接種・未接種で差がないと発信しましたが、推奨派の日本人にやたら絡まれるという災難にあっています。
日本では、ワクチン接種はオミクロン感染予防効果があるというデータがあるようだが、🇸🇪ではオミクロン株の感染頻度は接種者と未接種者と全く差がないというデータとなっている。
つまり、ワクチンによるオミクロン感染予防効果はない(🇸🇪)。 pic.twitter.com/H5Cw0uhfiB
— 宮川 絢子 /外科医 in Sweden / 双子ママ(みやかわ あやこ) (@AyakoMiyakawa) April 23, 2022
訂正したんだから問題ないでしょ
厚労省のデータ改ざんの一体なにが問題なのか。コビナビのTAKA先生は「大した問題ではない」と豪語していましたが、そんなわけはないです。大きな問題点は2つ
問題1:改ざんされたデータに基づいてワクチン接種を推奨していた
問題2:コロナとワクチンに関連する1次情報は厚労省である
さんざん1次情報を見ろ、デマに騙されるなと言っておきながら、1次情報の大本である厚労省が人の健康にダイレクトに関わるデータを改ざんしているのは相当な問題です。
そして大臣や政治家や医師など地位や資格がある影響力のある人達がこのデータを用いて接種を推奨していたのです。この間違ったデータをきっかけに打った人がいるかもしれず、「テヘペロ、ごめん」ですむわ話ではないのです。
開き直る河野太郎元ワク大臣
河野太郎元ワク大臣も、この改ざんされたデータを元にワクチン推奨していた一人です。いいねが1.3万もついているなら、このデータでワクチンを打った人がいないとも限りません。
でも結局このデータは嘘だったわけです。「反ワクチンデマに惑わされず」と言ってますが完全なるブーメランですよね。
しかしその後の対応には唖然呆然。推奨した責任とって平謝り&辞任するのかと思いきや、完全に開き直って大炎上です。
再生ボタン押すと該当箇所からスタートします。コメント欄オープンにしてるので荒れてるのがよくわかります。
墓穴を掘るコビナビ医師たち
この厚労省データは推奨医師にとっても衝撃だったと思うんですが、方針転換することなく苦しい詭弁合戦が繰り広げられています。まず、大した問題じゃないとのたまって森田先生の逆鱗に触れたTAKA先生のツイート。
結局あとから「厚労省の出したデータに誤分類があったということ自体は改善すべきだが、そのデータだけで推奨を決めているわけではない。」と森田先生に回答してます。
ですが、そのデータで推奨していた大臣なり政治家がいたのですよ。
TAKA先生ひとりの話をしているわけではないのに、「俺は別にこんなしょぼいデータよりこっちの論文でしょ」とズレた回答をしてしまうのは、この厚労省データ改ざんのなにが問題なのか、そもそもわかってない、のではないでしょうか。
そして上松先生に至っては「2回接種してハイリスク行動した」のかもと言い出す始末。
こんなに暑くなってもマスク外さない大勢の2回接種者がいるのに・・・。行動次第で感染するかしないか決まるなら、そもそもワクチンいらないって話になりませんか?
そして「未接種の人が感染しても受診しなかった」と。現実を見れば接種していない人は陰性証明ださないといけないのです。PCR検査受ける頻度は接種者より未接種者の方が高いと思います。
さらにはTAKA先生が岩田健太郎先生の「交絡因子」にあーでもないこーでもないと言い出す始末。
データ改ざんは責任問題です
TAKA先生の交絡因子だどうだとか、はっきりいうと問題はそこじゃないのですよ。
1次情報である厚労省のデータが改ざんされ、そのデータで接種が推奨されて実際に打った人がいたかもしれない、その責任はどーするの?って話です。責任問題なんですよ、これは。
ところが河野氏は開き直り、厚労省は謝罪会見開いてトップがやめるでもなく、追跡調査する気もないと言っている。推奨医師は内輪もめに走っている。
反ワクチンがデマだなんだとさんざん批判しておきながら、いざ推奨データがデマだとわかった瞬間に、推奨派はずいぶんな対応をしているなと思いませんか?
そしてマスコミなど報道機関はなにをやっているのでしょう。マスコミだって間違ったデータで煽っていたならまずは謝罪訂正すべきだし、修正後のデータはもっと周知されてしかるべきです。
当事者意識のないワクチン接種者
このデータ改ざんの一連の流れを見て思ったのは、接種者が置き去りにされているということです。問題を作った推奨側はテキトーにはぐらかして開き直って終わり。
問題視しているのはコロナワクチンに疑問を持っていた人。改ざんデータを信じてワクチン接種した人はそもそもデータ改ざんがあったことすら知らないのかもしれません。
知ったとしても、「もう打っちゃったし」でスルーしてしまうのかもしれません。結局は、いつまでたっても接種者の当事者意識が著しく欠如しているというのがこの1年の感想です。
厚労省のデータ改ざん関連記事とリンクまとめ
今回、厚労省にデータがおかしいと指摘した小島教授は、モルヌピラビルの高すぎる薬価と治験結果や催奇形性についても疑問を呈する記事を書いている先生です。良心のある教授がまで日本にいることに希望を感じています。
■関連ニュースはこちら
●CBC放送