子どものワクチン

【乳幼児ワクチン】熱性けいれんで救急搬送された2才男児

乳幼児の接種率は低いが実際の人数は15万人超え

0-4歳のコロナワクチン接種が2022年10月からスタートしました。およそ4ヶ月たちましたが、いまだに1回目の接種率は3.4%、2回めの接種率は2.8%、3回目の接種率は0.3%にとどまっています。90%以上、ほとんどの乳幼児が打っていません。ですが接種率は低いものの、1回目は15万人超え、2回目は12万人超え、3回目が1万超えと、結構な数になっています。

※2月10日付け首相官邸HPより

 

そして残念ながら、乳幼児の副反応報告も上がっています。2023年1月の副反応検討部会の報告では4例、そのうちの2歳男児があまりに過酷でした。

病歴もなく薬も飲んでいない2歳の男の子が、接種して3時間もたたずに痙攣して救急車で運ばれ入院。これだけでもかなり痛ましい事態です。しかも痙攣の最長はなんと24分もありました。小さい子の痙攣って2-3分でも焦りますが24分ともなるともう・・・親御さんもお子さんもかなりの恐怖だったと思います。

ワクチン接種から痙攣→救急搬送→入院→退院までの経緯が資料にありましたので、全文を以下に記載します。


●症例NO 25927
●2歳3ヶ月の男の子
●病歴なし、併用薬なし
●症状名
てんかん重積
状態;ウイルス性肺炎
強直性痙攣
泣き
熱性痙攣
熱感
痙攣発作
発熱

本報告は、規制当局経由で連絡可能な報告者(薬剤師)から入手した自発報告である。PMDA 受付番号:v2210002939(PMDA)2022/11/24 15:30、2 歳の男性患者は、COVID-19 免疫のため BNT162b2(コミナティ筋注6ヵ月~4歳用、1 回目、マルーンキャップ、単回量、ロット番号:GE0695、使用期限:2023/04/30、2 歳時)(接種時年齢:2 歳 3 ヵ月と報告された)を接種した。

関連する病歴及び併用薬は報告されなかった。家族歴は不明と報告された。予診票での留意点は無かった(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ヵ月以内のワクチン接種や病気、服薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況)。
ワクチン接種前の体温は不明であった。

2022/11/24 18:52(ワクチン接種日)、複雑型熱性痙攣を発症した。
2022/11/24(ワクチン接種日)、入院した。
2022/12/01(ワクチン接種 7 日後)、退院した。
2022/12/01、事象の転帰は軽快であった。

事象の経過は以下の通り:
2022/11/24
15:30、新型コロナウイルスワクチン(ファイザー社製)1 回目の接種を行った。
17:00 頃、体熱感があり摂氏 37.2 度であった。
18:08、母が抱っこしている時に、一点凝視、全身性強直痙攣を認め救急要請された。4 分程で改善しその後入眠した。摂氏 38.8 度 の発熱を認めた。
18:19、救急車内収容後に一点凝視、強直痙攣が 2 分ほどあった。
18:32、啼泣を確認した。病着時は視線あい、啼泣していた。けいれんは初めてであった。痙攣時間は最長で 24 分であり痙攣重積の診断で入院となった。入院時はE4V5M6 であり不機嫌ではあるが、従命はしっかり入る状態に改善していた。(筆者注:E4は開眼、V5は言語、M6は運動の指標で、視点が合う、問題なく話せる、正確に従うを意味します)

2022/11/25、補液終了した。発熱が有りアセリオ注を使用した。
2022/11/26、2022/11/27、発熱継続しアセリオ注を使用した。
2022/11/28、発熱継続のため熱源精査を施行した。ウイルス性肺炎の診断で経過観察となった。
2022/12/01、症状軽快のため退院した。

報告者は事象を重篤(2022/11/24 から 2022/12/01 まで入院)に分類し、ワクチンと事象の因果関係は評価不能とした。他要因(他の疾患等)の可能性は無かった。

報告医師のコメントは以下の通り:本事象は新型コロナワクチン接種後に起きた症状から、ワクチンによる副反応を疑った。ウイルス性肺炎、てんかん重積状態、強直性痙攣、痙攣発作、熱性痙攣、発熱、泣き、熱感の結果として治療処置が取られた。

※厚労省の資料はこちら

厚労省の評価が意味不明

上の資料名は「 資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注6ヵ月~4歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)とあるので、報告者というのは製造販売業者であるファイザーと思われます。

そのファイザーは「他要因(他の疾患等)の可能性は無かった。」としながらも「評価不能」としたのです。エエエ?って思いません?論理的に考がるなら「他の要因がないなら、直前に接種したワクチンが要因」とは考えないのでしょうか。

しかし、これに対する厚労省の見解はもっとびっくり仰天でした。

厚労省の見解(原文)

ワクチン接種約3時間後に複雑型の熱性痙攣の重積状態を起こし、その4日後にウイルス性肺炎と診断されている。

よって、熱性痙攣を起こした発熱の原因として、ワクチンは接種後3時間以内で短時間しか経過していないこと、後でウイルス性肺炎と診断されていることから、ワクチン以外でのウイルス性感染症の発症の可能性が高いと考えられる

これはつまり

・ワクチン打って3時間しかたってないのに痙攣が起きるわけない
・接種から4日後にウイルス性肺炎だとわかったので、熱性痙攣の原因はワクチンではなくてウイルス性肺炎でしょう

と言っているのです。

なぜ「痙攣の原因はウイルス性肺炎だ」と断定できるのでしょうか?接種後3時間でおかしくなったらワクチンを疑うのは当たり前です。もし報告医が「ウイルス性肺炎が原因だ」と考えたなら報告はしていないはずで、報告医はワクチンを疑ったからこそ報告したのではないでしょうか。

それを、厚労省はなんの根拠もなく「ウイルス性肺炎が原因」と決めつけました。なんの根拠もないのに、厚労省が決めつけたらそれが通るのです。そして決めつけたのに「因果関係なし」ではなく「評価不能」としたのです。こんな筋の通らない評価で、この子の親や報告医は納得がいくのでしょうか?
資料はこちら

乳幼のコロナワクチンは日本での治験を一切やっていない

ツイッターをみると、痙攣持ちの子にコロナワクチンを打たそうかどうか迷ってる親御さんもいます。

ですが、この乳幼児コロナワクチンは日本人での治験は一切やっていません。厚労省に確認したので本当の話です。厚労省の窓口で言われたのは「海外では効果があると言われています。ですから基礎疾患のあるお子さんから打っていただくという話になっております」でした。

つまりこのワクチンを我が子に打たせるとは「治験に参加させる」ことになるのです。日本人の乳幼児にとって安全なのか有効なのかはわかってないので、それを調べるために我が子に打たせることになるのです。安全じゃなかったらどうするのですか?「打って数日なんともなかったら安全だ」ではないのです。

医師でさえ軽々に煽る現状

ツイッターでは医師が接種を称賛し図書カード配布キャンペーンをやってしまっています。

仮にも2歳の男の子が接種した日に最長24分もの痙攣をおこし救急搬送されたワクチンです。医師ならば本来はそのことを伝えるべきではないのでしょうか?有効性も安全性も不明なのにメリットばかり伝えるのはインフォームド・コンセントからかけ離れていると思います。

しかも「がんばってワクチンを打ちました!」とありますが、じゃあ「ワクチンを打ってない子はがんばってない」のですか?乳幼児も任意ですよ。打つか打たないかは親御さんが決めることであり、そこに「がんばる」云々は全く関係ありません。

接種後の死亡はわりとセンセーショナルに取り上げられますが、今回のような重篤な例も非常に問題だと思います。いくら接種率が低いとはいえ、まだ迷っている親御さんもいると思いますので、こういったリスクはもっと徹底して周知されるべきと思います。

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