まさにドル箱1000億円超え
レムデシビル(ベクルリー)とは、コロナ中~重症者向けの薬で2022年3月からは軽症もokとなりました。
薬価はく1回の治療で63000円、標準的な治療として5日間点滴する場合は38万円とバカ高いです(今は国が全額負担)。つまり
・バカ高い薬価
・軽症者も処方可
という追い風でレムデシビルは年間の売上高が1000億円超えに。
また製造会社ギリアド・サイエンシズ社は、会社としても大成長を遂げており、製薬市場が活気づいたのはコロナ禍のおかげといっても過言ではないほどです。
重篤者と死亡者数は増加の一途
このレムデシビルは「志村けんはコロナでなくレムデシビルで亡くなったのでは?」という疑惑もあるほど、副作用が強い薬です。※志村けんさんの真相についてはこちら
この3月で特例承認から丸2年たちますが、2022年12月までにPMDAに報告された副作用疑いは
うち転帰死亡107人
となっています。
ラゲブリオ同様、重篤者の2割が亡くなっています。
多くの重篤者を排出し死者が100人超えている薬を、コロナの軽症者にまで投与していいのでしょうか。
レムデシビルで流産
ゾコーバを投与した女性が流産したことがニュースになりました。因果関係は不明の段階でも大手マスコミは報道したのです。
ところが、レムデシビルでも20代の女性が流産していました。特に持病もなさそうで併用薬もありません。転帰は「回復」となっていますが、流産ということは赤ちゃんはもう戻ってこないのです。
レムデシビル妊婦投与は「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」と注意書きがあります。ラットで妊娠に懸念のある結果が出ているからです。
この女性は他に持病もなく20代で若く2022年の7-9月といえば弱毒化したオミクロンだったはず。20代の致死率は0と記憶していますが、本当にレムデシビルを処方するしかないような状況だったのでしょうか?医療ミスではないのでしょうか?
医者も議員もみんな「ないことにしている」
期待のコロナ新薬であるレムデシビルもラゲブリオも、たしかに製薬業界の風雲児かもしれません。業界全体の売上を押し上げるほどの爆発力もあります。
ですが、どちらも重篤者数およそ500人、死者数100人超え、という時点で、これは本当に患者さんのためになっているのでしょうか?
こんなに深刻な事態になっているのに、医師も議員も議題にあがることもなく。庶民の私がちまちま数えてブログ報告してますが、医療ジャーナリストやマスコミ関係者は一体何をしているのですか?
愚痴です。一刻も早くデータベース化して
毎回、PMDAの副作用報告一覧を数えて感じることは、「いいかげんデータベース化してほしい」のです。
レムデシビルは重篤な副作用疑いが493件あるのですが。こんな感じ↓のが1ページあたり100件、これが5ページに渡り並んでいるだけです。
PMDAでは集計表も出してはいますが、あくまでも「副作用/有害事象の項目」のものを集計しただけであって、転帰内容は加味されていません。
ですから、副作用疑い→肝機能障害で集計表に「死亡」としてカウントされていなくても、転帰では「死亡」です。こんな事例がたくさんあります。
データベース化がやれないわけがないですよね。コロナワクチンの副反応データベースを作れる人が民間にいるんですから。特に何がひどいかというと、報告時期が順不同でアップされるんです。かつ症例NOもないため、症例が追加され更新された時に重複事例があるかどうかの確認もできません。
例えば同時期の「70代女性」は1人ではないのです。併用薬や有害事象の項目で違いはあるかもしれませんが、全く同じ内容でも違う症例であれば、同じ症例が2つ掲載されるということです。
重篤者500人超えを目視で数えるのはかなり大変で半日はつぶれます。なぜこれを、PMDA職員がやらないのですか?
「特例承薬だからこそ注意深くみていかないといけない」というなら、安全性情報は誰もがすぐに見れるようにわかりやすい表にまとめ、マスコミにプレスリリースを出し、PMDAのトップページにバーンと貼ってくださいよ。国民に情報をきちんと伝えるとはそういうことではないですか?