子どものワクチン

「接種後の死は持病のせい」に異議あり

重度の心身障害者である11歳の女児がワクチンを接種した2日後に亡くなったことがニュースになりましたが、厚労省の元資料に記載されている重要な点が3つも抜けているので、それをお伝えしたく記事にしました。

 

ワクチン接種後の死と報道内容

11歳女児が接種2日後に死亡したことの概要:重度の心身障害者である11才女児(脳性まひで人工呼吸器装着)が8年前から入院している病院で、4月28日に2回目のワクチン接種。翌29日に異変が起き、30日の夕方に呼吸不全となり夜に死亡。5月13日に厚労省が発表した資料で世に知れ渡りテレビ朝日がニュースにしたが、厚労省は「ワクチンの接種体制に影響を与える程の重大な懸念は認められない」とした。

5月15日にはNHKもニュースにしたが、主治医は「死因は心不全や呼吸不全とみられ、心臓の筋肉に炎症を起こす「心筋炎」を発症した疑いがあるものの、症状や検査では確定できなかった」とし、専門家は「心筋炎と診断できる十分な情報がなく、もともとの症状で呼吸不全を起こした可能性も考えられるとして、接種と死亡との関連は現時点で評価できない」と報道。

しかし、女児の死亡報告書をきちんと読むとわかるのですが、この報道はとても重要なことが抜けているんです。それを知りもせずに「もともと重症患者だったし、しかたないよね」みたいな流れは到底納得がいきません。今からその重要な3つをお伝えするので判断材料にしていただければ幸いです。

 

重要ポイントその1
「症状や検査では確定できなかった」のは休日対応だったから?

NHKのニュースでは主治医は「症状や検査では確定できなかった」とされています。ここだけを読むと、「ちゃんと症状もみてたし検査もしたんだな」と思ってしまいそうになりますが、実は違います。厚労省の資料に書いてますが、異変が起きた4月29日は祝日、呼吸不全が起きて亡くなった翌30日は土曜日で病院は休日対応だったのです。

マスコミはなぜこの事実を全く伝えないのでしょうか。検査そのものが十分になされていないのに、ワクチンとの因果関係などわかるわけもありません。そんな杜撰な体制の病院報告をもとに、専門家が「因果関係は評価できない」といったところで、そりゃそーだとしか言いようがないのです。

 

重要ポイントその2
接種日が3連休の前日。体制が十分でないことは打つ前から明らかだった

亡くなった女児は1回目の接種日が4月7日(木)で2回目はその3週間後4月28日(木)です。重症の心身障害者に治験中のワクチンを接種するのに、なぜ3連休の前日を選ぶのでしょうか。亡くなった女児は長期入院の患者です。万が一に備えようと思ったら、せめて月曜や火曜を選ぶことはできなかったのでしょうか。ワクチンは「2回目は1回目の3週間後」というのは誰にでもわかることですし病院関係者が知らないはずがありません。そして1回目を4月7日にしたら、2回目が4月28日になることも、その28日はゴールデンウィーク前半3連休の前日になることも、当然わかっていたはずです。

つまり検査が十分にできてない原因は、接種後の対応が休日になってしまう接種スケジュールそのものに問題があったのではないか、と考えています。万が一を考えれば3連休の前日ではなく、翌日や翌々日も通常体制で対応できるスケジュールにするものではないのでしょうか。そうせざるを得ない、やむを得ない事情が病院側にあったのでしょうか。だとしたら、その理由はなんなんでしょうか。そしてなぜ、このリスキーな接種スケジュールについてマスコミは何も報じないのでしょうか。

 

重要ポイントその3
接種前日の採血で異常所見はなかった

これもなぜ報道されないのかわかりませんが、女児は2回目接種の前日4月27日の時点において、「採血で異常所見はなかった」との記載があります。

もともと脳性まひがあり人工呼吸器をつけている重症心身障害者ということですが、大事なのは接種前と接種後でどういう変化があったかということです。もともとの病気をメインに報道されてしまうと「もともと重症ならワクチンか病気のせいかわからないよね」という方向に解釈しがちな人が多いと思いますし、マスコミもあえてそれを狙って報道しているのかもわかりませんが、採血に関して言えば接種前は異常所見はなかったのです。

ですが2回目を接種した2日後には「全身チアノーゼ・血圧測定不可となり点滴・採血は困難であった(ようやく1.5mLくらい採血できた。)」と記載されるほどに壮絶な状態に。そして血液検査の結果、
CK上昇あり(1,246U/L)
CRP上昇あり(32.8mg/dL)

※CKとは急性心筋梗塞などで上昇する値で正常値は女性で41-153 (U/L) 。500-2000で急性心筋梗塞の疑い。※CRPは炎症反応をみる数値で正常値は0.3mg以下。30を超えたら生命の危機といわれる

つまり、接種前日には異常所見がなかったのに、接種2日後には異常が出まくりなのです。そのことは病院から厚労省に報告されて資料にもなっているのです。しかしこの事実を前にしても、専門家は「心筋炎と診断できる十分な情報がなく、もともとの症状で呼吸不全を起こした可能性も考えられるとして、接種と死亡との関連は現時点で評価できない」という。「もともとの症状で呼吸不全を起こした可能性」を言うのなら、一体どのタイミングで異常が生じたらワクチンが原因だと認めるつもりなのか?

 

評価ができないのではなく、する気がない

以上が、ニュースで全く触れられてなかった点です。私個人が勝手に疑問に思ったことなので検討ハズレでしたら申し訳ありません。ですが、重度の心身障害者であろうと、家族が延命措置を望んでなかろうと、ワクチンを接種して2日後に異変が起きて亡くなるというのは、あってはならないことです。

厚労省は「評価ができない」というが、いったいどんなデータがあれば評価できるのかについて言及したことは1度もありません。そもそも評価基準などないのに「評価ができない」と言い、因果関係は不明としつつも、基礎疾患があればあたかもそれが原因であるかのように話しを持っていこうとします。そして、大手マスコミはこのことを全く追及しません。一般接種が始まって1年たっても、11歳の子が亡くなっても、です。

 

最後に、厚労省の資料とニュース記事をのせます。
●厚労省の資料はこちらからダウンロードできます。見づらいですがスクショも貼っておきます。

 

表の中身を文字おこししたものを以下に記載します。

基礎疾患等の記載内容(接種前の状態や病歴)

予診票での留意点:重症心身障害児(超重症児)

出生時重症新生児仮死、低酸素性虚血性脳症、生直後より人工呼吸管理。自発呼吸なく、常に人工呼吸管理。脳性麻痺あり。経管栄養。意思疎通なし。表情は変化しないが、痛み刺激にわずかに顔をゆがめる程度はあり。肢体不自由。

超重症児で2014年6月より重症心身障害者病棟に長期入所している。家族も重篤な状態になった際の延命措置は望んでいなかった。

2022年4月7日に1回目接種。副反応なく経過した。4月28日午後、2回目接種。2回目接種翌日昼過ぎより心拍数130~150/分の頻脈・冷や汗・疲労感が出現した。様子をみていたが、接種2日後夕方から呼吸不全となり、徐々に脈減少・血圧低下となり、同日夜心肺停止、死亡確認された。状況より急性心筋炎による心不全が考えられた。

呼吸不全(100% 02バギング)・全身チアノーゼ・血圧測定不可となり点滴・採血は困難であった(ようやく1.5mLくらい採血できた。)。また、休日対応であり、可能な検査項目も少なかった。心エコーもできる体制ではなかった。なお、2回目接種前日の採血では異常所見はなかった。
※改行やマーカーはサイト管理人によるものです

 

死因等

報告書上の記載・・・急性心筋炎様の心不全
対応するMedDRA PT ・・・呼吸不全、心筋炎、心不全

 

報告医が死因等の判断に至った検査

血液検査(CK上昇あり(1,246U/L)、CRP上昇あり(32.8mg/dL))、胸部単純レントゲン(死後)(肺炎像・うっ血像なし)

 

専門家による評価【令和4年5月13日時点】

心肺停止の原因として、心筋炎と診断するための情報がなく、心筋炎のブライトン分類はレベル4と考えられる。また、心不全についても診断するための客観的な情報はない。情報が限られているものの、もともと脳性麻痺および人工呼吸器管理で長期入院中の重症症例であり、ワクチン接種に関係なく呼吸不全をきたして心肺停止となった可能性も考えられる。
※改行やマーカーはサイト管理人によるものです

 

ニュース記事

5月15日のNHK

5月13日のテレビ朝日

 

参考図書

コロナワクチン 今こそ子どもを守れ!

医師が教える新型コロナワクチンの正体

 

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